ゴルフ腰痛について

多くのスポーツでは競技中に腰への負担がかかり腰痛を引き起こすことがあり、特にゴルフでは動きの性質から負傷するケースも少なくないことから、ゴルフ腰痛という呼称も存在するほどです。

軽度な場合は休ませることで治る場合もありますが、重度となると痛みが激しく日常生活にも大きな影響を与える場合もあります。

ゴルフ腰痛の原因

ゴルフ腰痛の主な原因はストレッチ不足などによる筋肉の張り、硬さといったもので、スイングの際に急激に腰の筋肉に負担が掛かることが引き金になります。

右利きの方の場合、ボールを打ちたい方向に左足、反対方向に右足を肩幅ほどに開いて設置し、クラブを振り上げてボールに向かって振り下ろしながらスイングします。

一連の動きの中で飛距離を伸ばしたり安定性を増すために腰を中心に全身を捻りますが、ここで背骨から続く脊椎の付け根と骨盤の間にある仙腸関節に大きな負荷がかかります。

ゴルフは体の使い方に左右差があり、この動きをラウンド中や練習中に幾度と無く繰り返すため、片方の仙腸関節に一方的に負荷がかかります。仙腸関節の周囲には靭帯が張り巡らされており、回転時に激しく伸縮運動が行われます。

ゴルフ腰痛の症状

ゴルフ腰痛になるとそれらの靭帯に炎症が発生したり損傷してしまうケースや、骨盤に歪みが出るケースもあるほか、それらが引き金となって椎間板ヘルニアまで至ることもあります。

特に力み過ぎはゴルフ腰痛を引き起こしやすく、ぎっくり腰のような痛みの原因となりやすいことを知っておくべきです。

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